DVとADHD ⑫

マンション引っ越し時には実家から母が来てくれて荷物の荷解き、掃除に炊事、保育園の慣らし保育のため短時間でお迎えが必要だったのでお迎えも引き受けてくれた。

だから仕事を休まず続けることが出来た。



元夫は、荷解きも掃除も綺麗に終わった1週間後に義母を招待していた。

まだ私の母がいて2日間ほど一緒に過ごし義母は私の母が買い物し作った料理を食べ、母と私が片付けしている間、元夫とTVを見ながら歓談していた。


母は義母がお客様気分でいることに不安を感じて私の代わりに滞在期間は家事を引き継いでもらえるようにやんわり伝えてくれた。


とても自然にやんわり伝えてくれたのをみてとても感服したのを覚えている。


だからといって、義母に家事を丸投げしたわけではなく、朝食は私が準備して、買い物をして帰宅した。


夕飯の片付けもしたし、週末は私が全ての家事をした。

もてなしのつもりで何時間も煮込んでビーフシチューを作ったら、

「こういうのは息子は嫌いだと思うよ~。食べないんじゃないかい?」

と言われてしまった…


しかし、お客様気分で行ったのに家事をしなければならなくなったことがとても嫌だったようで後年、向こうの親戚が集まった席で嫌味を言われました…


息子の家に招待されて喜んで出掛けたら家事をやらされたからもう行きたくないよ!と…




共働きで、保育園の帰りに買い物をして、夕飯を作り、赤ちゃんをお風呂に入れて、寝かせて布オムツの洗濯をして干して時間を見ると毎日12時近くだった。


元夫はそういう時間にいつも帰宅していた。

DVとADHD ⑪

元夫は、大酒飲み(ザル)で喫煙者で競馬好きで浪費家のDV男だった。


埼玉県内のマンションのチラシを見て買いたいと言い出したのは元夫だったが、いざ買うことになり元夫の貯金が0だと言うことを聞いてどんなに呆れたことか…


私はお酒も飲めないし喫煙者でもない。

タオルや雑貨のコレクションはしていたが独身時代に数百万の貯金を貯めていた。


自分の両親に頼るつもりはなかったがマンション購入の計画を話すとお祝いだからと言って貯金を解約して約1000万近い頭金を分割して振り込みしてくれた。


私の貯金も解約できない物以外は全額払い込みしたので購入後は、ボーナス払い込みとメインバンクから借りたローンは元夫が全額負担し各自でそれぞれ財形から借りたローン分を払うことになった。





子どもの頃は、父がケチで母がやり繰りにとても苦労していた。

私が靴下やストッキングによく穴をあけてしまった物を母が補修し私も無頓着な子どもだったので気にせず履いていたものだ。

大学生になっても穴を補修したストッキングを履いていたら同級生にストッキングを補修してまで履く人いるのね~と笑われ補修するのを止めた。

貧乏性なので物を捨てられない。

箱に入れたままタオルコレクションをしていたので気が付くと折り目に沿って日焼けしてしまった物もあった…

DVとADHD ➉

赤ちゃんが産まれてからも元夫は殆ど家庭を顧みず、毎晩のように終電で帰り夕飯を食べるのか食べないのかの連絡も怠りがちだった。


帰宅すると録画したドラマを見て夜中に寝るから朝も中々起きて来ない。

自分の枕元に目覚まし時計とタンスの上にデジタル時計(タイマーでラジオスイッチが入る物)と2種類あったが、元夫は自分で起きられた試しがなかった。

ちなみにラジオは止めない限り1時間流れている。


私は朝ご飯の支度や赤ちゃんの世話の合間に何度となく起こしにいくという繰り返しだった。


元夫は、本当に自分勝手で、起こされても起きない癖に、

「間に合う時間に起こさなかった」

「オマエのせいだ!」

と朝からゲンコツで殴りかかってくるのだ。


唯一の家事分担の朝のゴミ出しも怠りがちになり、私に押し付けてくるようになっていった。


都内から埼玉県のマンションに引っ越し、通勤時間が長くなると、終電の中で寝過ごし終点駅まで行くことも度々だった。